maintenance&tune

復旧ダイジェスト メーターギア脱着 チェーン調整 クーラント交換

復旧作業ダイジェスト版
2011.01.27

さてさて早速公道復帰に向けて作業開始。エンジン掛けるためには燃料・空気・火これが大事。
まずはそれらを司るキャブを清掃なのです。シートを外すとエアクリボックスがある。これを開けると
(;´∀`)・・・うわぁ・・・
早速お見舞いされる。この状態でエンジンかけようものなら、粉砕したフィルターをキャブが吸って目詰まり。キャブ清掃が断然メンドイ事になる。
まずはコイツを除去。綺麗になった所でいよいよボックスを外してキャブを赤裸々に。
(;`∀´)
ど、ドンマイだ俺。何だかわからんけどヒドイペーストが充満。パーツクリーナーで清掃。後日キャブを分解してテッテー清掃しといた。
続いては燃料だ。コレが流れない事にはどうにもならん。幸いRS50の燃料タンクは樹脂製なので錆の心配はない。
鉄タンクなら間違いなく錆びてて、いつぞやのような重労働をするようになる。
いつかの思ひ出
タンク底にあるコックは回せば取れる何ともユーザーフレンドリーな構造。ぁぁ、タンク下ろす時は必ずコックOFFにしよう。
ガソリンシャワー浴びる事になるので。外してみたコックはこうだ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
沈殿したオイルだったもので完全目詰まり。パイプの中も同様。もうね。熱湯に漬けたり、灯油ですすいだりと可能な限り考えられる手を尽くした。
しまいにゃパイプが破損してるのに気付いて切断。お陰でOFFかRESにしかできない仕様に。メーターも壊れているので完全に勘で給油してる有様w
コック分解して何とか燃料流れるようになった。
ここまでで燃料関係の問題はクリア。次は火花。まずはシリンダ固着してたのでその解除から始める。
いきなりショックを与えるとリングやらシリンダに傷をつける事になるから、予めシリンダに2ストオイルを流しておく。
オイル缶のキャップ1杯程度でおk。流し込んだら押しがけ。2速に入れて押しながらクラッチを繋ぐ。
思ったより楽にシリンダが動き出したが中から茶色い液体ががが^^;;
何か色々溜まってたようだ。これでセルを回す準備はできた。セルを回すと回るんだけどモッサリ。かなり辟易。交換か修理で悩む。
試しに新品のセルモーターを調べたらあるにはあるがよんまんえん
よし、直そう。とにかく分解だ。

一見普通そうなのだが。シャフト部分にあるマグネットのスプリングが片側なかった。でもってコイルも断線してる部分が。これは意外に重症かも。
応急でスプリングの代用品を作ってみた。薄いステン板を溝に合うように切って曲げただけw
一応役割は果たしていたようだが。それでもモッサリは変わらない。タイミングよく中古セルモーターを余してる方がいたので、譲ってもらった。
交換してみたがやっぱり症状変わらず。結局リレーが逝ってた。コイツはオクで落として交換。以後快調に動作中。
因みにセルの外し方分からずにかなり苦労した。ミッション側の六角を外せば簡単に外れることが分かったのは交換してからがったorz
ここまでやってようやく押しがけでかかるようになってきた。そう、ここで空気問題が露になった。
とにかくエンジンがかかり辛い。押しがけしても何してもかかり辛い。かかったらかかったで高回転を維持しないとストール。
キャブ清掃時にインマニから外したからそこから二次エア吸ってるんじゃないかとか思った時期もあった。
よくよく調べると圧縮工程でキャブからかなりの空気が逆流してる。リードバルブが劣化してて気密が保てない事が発覚。
高回転だと何とか気密を保てるんだけど、低回転では漏れるらしい。そんなんでリードバルブを交換。
純正部品はきっと途方に暮れる納期だと思い、マロッシのリードバルブを奢っておいた。これでエア漏れは解消。
がしかし。この影にトンデモナイ事件が待っていた。
エンジンがかかり辛いのはここだけじゃない。購入当初から気になってた部分。
コレコレ。
何でかサイレンサー穴だらけ。陸送で車体を下ろした時もなんだけど、こっから水が漏れてた。まぁ位置的に雨降れば濡れるか。
否、濡れるだけで済むか???という疑問からチャンバー外してみた。まぁ結局このままじゃ音も煩いだろうし、走れないから。
チャンバー外したらやたら重い。でもって外すのにちょっと揺らしてみたらチャンバーの野郎、こう抜かしたんだ。
チャプン
まぁ同然中身はこうなってるワケだ^^;
ガソリンとオイルと水をタップリ溜め込んでおりましたとさ。そりゃ抵抗にもなるわ。
さて、こうして吸気から排気までがようやくクリーンなった。お陰でかなりエンジンはかかるようになった。まだまだ細かい調整は要りそうだけど。
お陰様で何とか形にはなった。
とまぁここまでで。バッテリー2つ消耗してるんですワ。
ぇぇ、そりゃもう。
バッテリーの初期充電とか知らなかったからで(恥
3個目はぜってー充電してから使ってやると堅く誓うのですよw
さてさて、次は何をやらかすか。


メーターギア分解2011.02.01

メーターの針がピクリともしないので調査開始。ワイヤーは切れてない。メーター本体も動く。
って事はメーターギア周辺だね。つーことで調査開始。
まずはジャッキでフロント持ち上げ。セル部分(ホントはダメだろなw)にパンタジャッキを噛ませ、ちょっとだけ上げる。
ああ、もちろんジャッキとの設置面には緩衝材入れてだけど。あと高さもあるのでレンガブロック噛ませた。
少し浮いたところで分解開始。
まずは右側から
フォーク先端のHEXを外して、シャフトを緩める。
シャフトは反対側にナットがあるんで両方押さえないとネ。シャフトを抜くのにそのまんまじゃ抜けないんで反対側のボルトを押しながら抜いた。
そうすると前輪が抜けそうになる。
左側。キャリパー外さないと取れないことはないけど脱着面倒。
キャリパーは開かせとかないと取り付けが厄介。ピストン戻しあると便利。オイラはドライバーで押し広げたw
パッド傷になるっての。ついでに残量チェックしたけど問題なさそうだった。
とにかくこれで前輪フリーダム。ワッシャーとかあるので無くさないように。
シャフトだけにやはりゴツイね。
これがメーターギア。何かが粉砕してたw
上の金具がメーターケーブルとギアを繋げる部分。元々ギアの方に刺さってるけど、何だか頼りないピンで留められているだけ。
安易に回ってピン紛失しかけた。
圧入とかされてるらしく分解はこの辺りまでしかできず。あれこれ試したところ、どぉもギアが磨耗してるからか噛み合わない。
どっちのギアも回るんだけどねぇ。そんなんでお手上げw
ダメ元でグリスタップリ詰め込んでみたけど回らなかった。こうなるとAssy交換だよねー。
もっと面倒かと思ってたら意外にあっさりバラせた。車体を上手く持ち上げれれればそんな難儀じゃない。


チェーンテンション調整

MMA(DGM)のプロアームは普通のスタンドでは浮かせられないのです。ビンボーなアタイには高級なスタンドを買うことなんて無理。
なので物凄くジャッキアップはテキトーです。真似して怪我したって知らないんだからっ!!

そんなんでアタイの場合、セルモーター辺りにジャッキかけてる。勿論木っ端等緩衝材を挟んでだけど。
浮かせるのはほんの少し。ジャッキとサイドスタンドの絶妙なバランスで浮かせているワケで、リスクだって高いんだから。
最小で済むよう、ほんの少しだけ浮かせる。
まずはアーム側後端にある2本のHEXを緩める。今回の場合何故か最初から緩んでいたが(((( ;゚д゚)))アワワワワ
反対側は13mmナットで留まってるんで、HEXと13mmラチェットなんかで回すといいかと。
緩めたら後輪を回して

大体この位置。ホイールにある小さいサービスホールが6時の位置にもってく。その状態で長ぁくて硬ぁい棒を突っ込む。
今回はL字HEXの5mmを使ったけど。短いとハブ側に上手く噛み合わない。太さも5mmがジャストっぽい。6mmだと通らなかった。
分かりづらかったら一度リアホイールを外して観察すると分かり易い。
貫通させた状態でホイールを左右に回す事でテンションが変えられる。時計周りで緩んで反時計回りで張ると。
位置が決まったら最初緩めたアーム側のボルトを締めこんで固定。これで調整はオシマイ。


ラジエター液交換

今まで見なかった事にしてたラジエター。夏の暑さでヤられてる感じなのでしぶしぶクーラント交換。
まずドレンを探してみよう。さて、どーこだっ?

車体右側、リアブレーキの上辺り。ここがサーモスタット。その中の一番下側のネジがドレン。
年式とかで+ネジだったりHEXだったりするようだ。コイツを外すと勢い良くクーラントが放出。
全部出すならエンジンをかけてサーモスタットを開放させればOK

因みにウチのはこんな色。乳白色になってた。オイルが混じっているのかも…。
入れ替えるついでに軽く中を洗浄してあげると吉。洗浄剤なるものもあるので試してみるといいかも。

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